NHK、ネットに常時同時配信へ 19年から、視聴に条件付き課金

NHKは13日、総務省が開いた放送の課題を議論する有識者検討会で、2019年から総合テレビとEテレの放送をインターネットで常時同時配信する方針を明らかにした。条件付きでネット視聴者に課金する考えも示した。NHKの同時配信には放送法の改正が必要となり、総務省が検討を進める。

 NHKによると、20年の東京五輪へ向け、19年から同時配信のサービスを段階的に拡充する。現在の受信料制度を維持した上で、ネット視聴については「視聴できる環境をつくった人に負担を求める」などと説明した。既にテレビを持ち、受信契約を結んだ世帯には追加負担を求めないとしている。